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2016年末あたりに中国で発表され日本でもニュースになった、中国で働く外国人をランク分けする「外国人来華工作許可制度」ですが、今月(2017年4月)の1日からスタートしています。

 

原文はこちら
中?人民共和国国家外国?家局発表
「国家外国?家局?于印?外国人来?工作?可制度?点?施方案的通知」
http://fwp.safea.gov.cn/upload/PDF/001.pdf

 

 

制度の目的は「海外人材が中国でより働きやすいシステムを作る」ことで、中国国内に居住する外国人のうち「一流を激励し、二流を制御し、三流を限定する」という目的で、戦力外とされるランクに位置する外国人の居住を、政府が限定していく…とのことなのですが、ネットで検索しても発表のニュースは出て来るのですが施行後の実際の運用・感想などは出てきません。ぜひ知りたいところなので今後もアンテナを張っていこうと思います。ご存知の方はコメントなどいただけると大変嬉しいです。

 

 

制度の内容としては、労働者に割り当てられるポイントは、報酬・教育水準・中国語スキル・年齢などで、Aクラスの資格を得るためには最低85点、クラスBは最低60点、それ以下はクラスCとランク付けされます。

 

ほとんどの項目は自分ではなんともし難いところですが、自分の努力でなんとかできるのはHSK5級以上を受けることでしょうか。
ただこれ、「HSK5級以上」とありますが、現行のHSKの制度では5級以上には合否の概念が無いんですよね。何点以上とも記載されていないみたいだし、基準がよくわからないです。

 

 

上海交通大学が発表している近5年の「世界大学ランキング」100位以内っていうのも相当厳しい条件ですね。日本の大学で入ってるのは東京大学・京都大学・大阪大学・名古屋大学・東北大学の5校だけです。
上海交通大学ホームページ
http://www.shanghairanking.com/ja/ARWU2015.html
我が母校の南京大学は、101?200位なので入って無いですね…中国国家重点大学の五席なのに。

 

 

日本でニュースが流れた時は「外国人を勝手にランク付けするなんて中国政府は何様だ」などといった否定的な感想が多かったように感じますが、実は似た制度は日本にもあります。
「高度人材ポイント制」といいまして、学歴、職歴、年収などがポイントで評価され、高ポイントで「高度人材」と認められた在日外国人には出入国管理上の優遇措置が与えられる制度です。
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詳しくは法務省のサイト
http://www.immi-moj.go.jp/newimmiact_3/system/

 

2012年5月7日から導入されたのでまだ日の浅い制度ですが、一応日本の方が似た制度が先にあったことになりますね?


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